読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

11月の双子

アイココのブログ

藤城清治さん -光の絵-

90歳を過ぎてもなお、溢れる制作意欲、平和への愛と希望の強さ

 

一度は直に作品を拝見したいと思っていた、藤城清治さんの展覧会へ行きました。

 

画集で見て 一瞬にして涙が溢れた、

「クリスマスの鐘」という絵の展示はありませんでしたが

それのポストカードは販売されていました。うれしい。

 

私の故郷である北海道は札幌の時計台の作品も!うれしい。

私の地元・函館の夜景も描かれたことがあるそうで、いつかぜひとも見てみたい…

藤城ワールドで表現される、愛する函館の景色…

なんだか、想像するだけで涙が出そうです。。

 

 

f:id:aikokoaloha:20160626224003j:plain

 

 

今日は、別の作品との出会いで、涙が溢れました。

 

広島と長崎を描いた作品のコーナーでした。

 

原爆で窓枠がひん曲がり、かろうじて面影を残している

日本赤十字病院の一部であった建物。

 

原爆や戦争という、誰にとっても痛みでしかないものの象徴である

その残された病院跡の背景には、烈火を思わせる  炎。

 

光のメルヘン作品の世界で、

私たちの生きてきた世界を生々しく浮かび上がらせながらも

 

時を重ねた 痛々しいその建物の上には

 

藤城さん自身であるとも語られる

無邪気で純粋な小人の後ろ姿と、

可愛らしく伸びる緑色の新芽。

 

その小人が力強く両手を広げ、空を仰ぎ

愛と光を送る先には

 

真っ赤な折り鶴たちが

皆で隊列を組み 十字の形を表しながら

病院跡から、空へと還っていく。

 

 

私たちは人間として

時に 大きな

時に 小さな

悲しみを生むような選択をしてしまう。

 

でも、私たちには、それを癒す力が、必ずある。

 

戦争でも    日常の、些細なことでも。

 

外側の誰かのせいにするのではなく

それでいて、自分一人で重荷として背負うのでもなく

 

共にこの地球で生きる

「私たち」が「私たち」を傷つけてしまった…

 

してしまった行いも

受けてしまった傷も

互いの悲しみも、痛みも

全てをありのままに認めて

愛を持って包むことが、必ずできる。

 

人間には、ちゃんと、その力がある…

 

 

どこか遠いところに、神様や仏様がいる天国があるのではない。

 

私たちの心が、

今いる場所を

今いるこの一瞬を、

光に変えることができる。

 

藤城さんの作品の、

圧倒的なまでの純粋な美しさと強さ

生きとし生けるものすべての存在への優しい眼差し

 

愛の中で

ほんとうの自分で生きる人の作品は、

全ての存在が平等であり

全てが愛でしかないことを、表現してくれています。

 

 

今日という日に、感謝をします。